野球ばかりやっててさっぱり自転車に乗ってなかった600kmの男こととkさんを誘って日田のプノンペンラーメンを食べに200kmの距離を走るつもりで出かけた10月23日の顛末。
持って出ようと思っていた財布がいくら探しても見当たらず、これはもう昨夜食事をした店に忘れたのかもどこかに落としたのかもクレカを止めなきゃだめかも運転免許証も一緒だからクルマの運転もできないかもどうする俺って騒ぎがあったが、6:30に待ち合わせしていたとkさんを待たせるわけにもいかず30分5分遅れて集合場所へ行くと、トイレで財布が見つかったと電話があってひと安心。この紛失騒ぎがこの日の事件の序章だったとは、この時はまだ知る由もなかった。
待ち合わせの場所のセブンイレブン熊本坪井2丁目店から国道3号線を北上し、北熊本駅の先から八景宮を通る県道37号菊鹿線へ入って、そのままその菊鹿線や国道387号日田バイパスを使って一路菊池へ。画像の道はふたつの道を繋ぐために使った道なんだが、どうやら曲がる場所を間違えてて考えていた道とは違ってたみたい…
日田街道をそのまま進み、菊池市から、鯛生、竜門ダム方面へ向かう県道133号を使うのだが、幹線道路はツマラナイからと、入って間もなくのこの交差点から迫間川沿いの道に入る。
この道が実にのどかな田舎道で、クネクネだが傾斜も楽だしクルマもぜんぜん通らないしで大正解。
正面に竜門ダムが見えてきた。
竜門ダムが見えた辺りで、直進せずにこの道に入るのが正解。間違えて戻って入っていくの図。
竜門ダムの堤体下部へ行けそうな道があったので、激坂だったが臆せず入ってみた。
ダム堤体下部が公園のようになっていて、堤体や排水施設が一望できる。ここまでの35kmほどを一息にきたので、ちょうどいい息抜きになった。
ダム堤体下部から見た通り天端部まではかなりの高度差があり、けっこうキツイ坂を登らされることになった。
ダムサイトには食事を摂れる施設もあって、ここで菊陽と合志からだというおふたりのローディと出会う。冒頭のブタはここにいたもの。まるで飼い犬のように大人しくひとに慣れていて、撫でても至ってふつーにしていた…毛が針金のようでまったく撫でた心地はしなかったがw
ダム天端部から見た下流側の風景。なかなかいい。ダム湖には噴水も。
晴れ予報だったこの日だが、東側の山々には雲々が重く垂れ込め…これからあの山を超えていくんですが…
ダム湖に設けられた菊池市斑蛇口湖ボート場艇庫には高校のボート部などが集っていた。がんばっていきまっしょい。
気持ちのいいアップダウンのワインディングを経て、県道へ出てくる。
ここも激坂。坂が苦手なとkさんがきついきついとこぼす…600kmを走った男がなにを言ってるんだかw
穴川峠へ登っていくが、竜門ダムから見た通りの雲の中を走ることにorz
お滝に到着。ここには水場もあってとても助かる。
とkさんも到着。
標高600mほどでこのぐらいの紅葉。来週の内大臣橋はどのくらいの色づきなんだろうか?
お滝から更に登って、大分県との県境、穴川峠に到着。
ここから先は日田までずっと下り基調なので、ここでウインドブレーカーを着込む…そう、その時になにかが起きていたんだ…
下りに入った途端に、霧雨が本降りぽくなって焦るが、600kmの男は慌てず騒がず下っていく。
鯛生金山の辺りは登りもあって嫌なので、そこをパスする鯛生川沿いの道を使いたかったが、入り口が判らず、結局金山のすり鉢部に降りてきつい思いをすることになった。
中津江村合瀬で国道442号に入って、蜂の巣湖を目指して更に下っていく…この坂を、まさかすぐあとに登り返すことになるとは思いもせずに…
日田まで30kmほどを残した11:00前に、中津江村栃野の津江郵便局並びの栃原バス停留所でトイレ休憩。
あと1時間ほどでプノンペンラーメンか、ちょうど昼時だね…とかのんきに構えていたら…ここで気がつくわけだ、iPhone 4がないことに。
ここに至るまでの間で、最後にiPhone 4を使ったのは竜門ダム…「竜門ダムなう。」とツイートしようとしてあえなく圏外だったことを確認した時のみ。
とkさんにiPhoneをコールしてもらうが、やはり圏外のようで繋がらない。これはもう竜門ダムで確定だろう。とkさんがYUPITERUの地図機能でブタがいたレストランを調べてそこへ連絡しようとするが、結局判らなかった…ああ、こんな時iPhoneがあればそんなのすぐ調べられるのに!…なにを本末転倒なことをw
とにかく自分だけでも戻って確認したい、とkさんは予定通り日田へ向かって欲しいと言うと、もちろん一緒に戻る、日田にはまた行けばいいと言ってくれて…涙が出た…
戻るといっても、竜門ダムまでは30kmの距離…穴川峠までの15kmは、いま下ってきたのの逆でずっと登り…1時間半以上かかるだろう…
とにかく戻らないとどうしようもない。自分のことは気にせずガンガン行っていいからって言ってくれたとkさんの言葉に、申し訳ないと思いながらも後ろを見ずに鬼漕ぎで戻る。
往路で通り損ねた鯛生金山をスルーする道も使って…なかなかいい道だったが、この時は楽しんでいる余裕はまったくなかった。
少し脚にきそうなほど自分を追い込んで、穴川峠まで戻る。
…うん、実は気になっていたんだ、竜門ダムじゃなくて、ここでウインドブレーカーを着た時に、ポケットの中のものとかを出した…その時に置き忘れたんじゃないかって…
果たして…判りにくいが、画面中央下方になにか白いものが…アッタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!
竜門ダムではなく、ここに置き忘れていました。
見つかって何よりと、kさんも自分のことの様に喜んでくれたよ…
しかし、そもそもは日田までノンストップで行くつもりだったから、中津江のトイレストップでないことに気づいたのが勿怪の幸い…60kmを引き返す気力があったかどうか判らんもん…
うん、これから日田を目指しても2時間半ほどのロスを抱え込んでになるから、残念ですが、ここから引き返すことになりました。
もう帰るだけだからと、竜門ダム池を見渡せる公園に立ち寄ってみる。
ダム湖の周辺の一部が自転車道になってるようだが、誰も使ってなかったし、ご覧の通り荒れ放題の箇所も。なんの草だろう?赤い草の群生がきれいだった。
菊池市内のジョイフルで、ゆっくりと時間をかけて遅い昼食をとって、いろんな話をして、16:30には帰着。
帰りに合志付近の道を走ったけど、なにこれ素晴らしい道ばかりじゃん。いい道に気をよくして、お互いに索き合っておりました。
200kmを走るってこの日の目的が、自分のミスで果たせなくなってとkさんには本当に申し訳なかった。すまんのう…これまで何度も行く機会を逃していたプノンペンラーメンにまた行けずに…でも、また行きましょう!…穴川峠は当分はいいですがwww