10/23に出かけたはいいが、自分の失態で辿りつけなかったプノンペンラーメンに、同じくとkさんと改めて出かけてみた。
ところが、ここ数日こじらせていた鼻風邪が前夜になっても全く復調せず、これはもうダメかもしれないと思って床についたんだ。果たして、朝起きるとかなり回復してて、なによりモチベーションが切れていなかったから、なるようになるだろうと出かけてみた…果たして…
11/27の7:00に前回同様にセブンイレブン熊本坪井2丁目店で待ち合わせして、おにぎりなどで朝食、補給食も仕入れ、7:15頃に出発。この日は、国道3号から、日田バイパスを素直に北上する。
すっかり日の出が遅くなって、気温も10℃以下と寒い。長袖アンダーに半袖ジャージ、薄手のウインドブレーカーでは足りないだろうと、今年はじめてウンドブレークジャケットを着込んだ。
体調は、昨日までの風邪ひき具合が嘘のように快調。多少の鼻汁程度で、問題なく進むことができた。
菊池までノンストップで行き、ローソン菊池隈府店でトイレ休憩。スタート時にも、寒さからボトルの中身をホットドリンクにしたが、ここでも同様にカルピス「ほっとレモン」と「ほっとゆず・かりん」を調達。この選択はなかなか正しかった。
ここから前回同様に、竜門ダムへ向かう裏道へ入る。この道は(;´Д`)スッ、スバラスィ ...ハァハァ
前回長居することになった竜門ダムだが、今回はさすがにパスw ここまで一息で登ったので、ダムから先のアップダウンが前回より長く感じられたが、手綱を緩めることなくガシガシ進んだ。
お滝で給水して、穴川峠を目指し登る。2週前の阿蘇での登りが寝不足で散々で、体調が万全ではなかったこの日もどうなることかと大きく懸念されたが、前回のこの峠と同様に、終始とkさんをリードw、かなり快調に登ることができた。重いギアでのダンシングはもちろん、特に、インナーローで脚を高速で回せて、調子のよさが伺えた。
前回のように雲の中を走るようなことはなかったが、晴れ予報に対して、なかなか太陽が顔を見せず気温は低いまま。紅葉はかなり残念。
穴川峠に到着。コノ日ハココニiPhone 4ヲ忘レタリシマセン!www
鯛生金山をパスする鯛生川沿いの道にも、この日は迷うことなく入れた。峠からの下りはかなり冷えて、SIDIの通気性が高いシューズでは足先が冷たくなった。とkさんも同じSIDIだが、トーカバーを付けてきていたのはさすが。
この手前の県道で、急カーブで路面に滑り止め加工が施されたコンクリート舗装部分があるのだが、そこへの侵入でリアを大きく滑らせてかなりビビった。おかげで完璧なイップス状態になって、しばらく下りでとkさんについていけなかったw
前回引き返すことになった中津江村栃野の津江郵便局並びの栃原バス停留所で、地元のばあさまに「今日は何曜日か?」と問われ、失笑するとkさん。わざわざ郵便局まできたのに、閉まっていたから今日は日曜なのかだって…僕らもリタイアしたらこうなるんだろうか?w
前回辿りつけなかった、下筌ダム、松原ダムへ。
穴川峠を下り切ったあとは、幹線道路を選んだこともあって、下り基調ながらけっこうなアップダウンの連続で、普段なら登り部分で折れそうなところを、なぜかこの日は頑張って走った。それはとkさんも同じで、この日は前回ほどには会話がなかったけど、そうやってお互いが前に出たり、後ろについたりを繰り返すのが実に楽しかった。
ついに、日田市街へ入る。道の駅水の郷大山あたりから、沿道に「ひた」の文字の看板が連続して立ち並んで、日田に近づいていることをひたひたと感じた。
駅前から、その脇の細い商店街へ。
写真の軽トラが停まっていたからか、見落としてちょっと行き過ぎたが、ちょうど正午過ぎに中華さとに到着。
とkさんが夢にまで見た、プノンペンラーメン(ライス付き)。温まった。
のんびり食べてたら、13:00になっていて、さあ、あとは戻るだけ…戻るだけ?本当に?
お土産処見晴店から左に入って、幹線道路を避けた裏道を使う。川沿いのこの道は、のどかでアップダウンも少なくよかったのだが、ずっと先が崩落してるとかで通れないらしく、仕方なく途中から国道に戻ることになる。
杖立温泉まではずっと登り基調。それでも追い風に助けられてけっこう快調だった。
ところが、登っていくに連れて、脚は回しているのに意識が遠のきかけるって症状に襲われて、真っ直ぐ走るのもママにならない状態に。身体は動いているから低血糖とは思えず、眠気とも違うわけで、自分ではどうすることもできない。
そんなわけで、足を浸けこそしなかったものの、足湯のある場所でひと休み。とkさんもけっこうくたびれた様子で、足湯のベンチでしばらく横になっていた。
なんとかリスタートしたものの、小国の手前がけっこうな登りで、そこでまた意識が切れかけて、中央線寄りにフラフラと…あ、これは死ぬ、と思って、小国の手前の食料品店の軒先のベンチに身を預ける。前回に引き続いて、またとkさんに迷惑をかけて…俺はいったいなにをやってるんだ…
ようやく気温が上がってきて、陽も挿して小春日和になってきた日向で30分ほどまどろむと、どうにか人間に戻れたようだった。
きつい登りは終わって、小国、南小国と過ぎて、国道から逃れてそば街道へ。
いや、勾配そのものはここからの方がキツイのだが、道がのどかだからそうは感じないんだ。それでも、9/25に初めて登った時よりキツく感じられてしまった。
この分岐が判りにくいが、右に行くと国道に戻るので、下の手書きの指示に従うべし。
地味に登って、標高700mmまで達する。
森を抜けると、景色が小国のそれから阿蘇に変わる。
大観峰に出て、ミルクロードまで達する頃には、ご覧の通りもう日没前。
戻りは終始追い風で、これで体調さえ万全だったらねえ…
また少し意識が朦朧としてきたので、北山レストランで休憩。暗くなるまでにミルクロードを下りたかったが、そのプランもこれでかなり難しくなった。下りに備えて、とkさんもウインドブレーカーを着込む。「あなた、気をつけて帰ってね♥」って絵に見えるのはたまたまで、左の方は偶然ここにいた知らんひとwww
本当なら、ミルクロードの坂は陽が残っているうちに下りたかったのだが、二重の峠の時点で既に暗闇…Fenix L2DとGENTOS 閃 SG-355Bの二灯立てで臨むが、白線が消えている箇所ではどこからどこまで道なのかすら判らず、かなり肝を冷やされることに。普段ならうざく感じる後方からの車両も、この日ばかりは素晴らしい前照灯役。ずっと照らしててもらうわけにはいかないので、安全な場所でパスさせることになるが、追い抜かれてからも、なんとかついていけば素晴らしい水先案内なのだ。自衛隊の車両に列を作らせるなどしたものの、出会ったドライバーが実にジェントルなドライブを行なってくれて、地獄に仏とはこのことだ。
大津町から、道が明るいだろうと普段なら選ばない幹線道路の国道57号へ出た。これがもう明るい。いや、マジで昼間のような明るさ。街路灯がなくても、沿道の店舗からの灯りで道が照らされてるし、交通量も多いから、絶えずクルマのヘッドライトで道が浮かび上がり、細かな路面状況も手に取るように判ってありがたかった。そうか、夜間は幹線道路を走るべきなんだな。
とkさんのライトの電池が切れかけてるってことで、フォトブック中野菊陽店にBOX。すぐ隣のローソン熊本菊陽原水店でトイレ休憩。
今日一日の感謝を伝えて、熊本市役所消防局中央消防署前でとkさんと別れて、ほど近い自宅まで戻ったのが18:30。あまりに疲弊してしまってて、2時間ほどまったく身動きできなかった。
この日の距離は186kmほど。200kmには届かなかったけど、獲得標高2,400m近くはけっこう頑張ったんじゃないだろうか。なにより、途中で何度も挫けそうになりながら、真っ暗になっても帰ってきたことが大きかったと思う。少しは強くなれたのかしら?