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2011年11月30日水曜日

耳にタコができる…いや、できたのは耳介血腫

「耳を覆って鈴を盗む」という諺があって、鈴を盗もうとしたら音がするので、聞こえないように自分の耳を塞いでしまった…つまり、悪いことをしようとしてそれを隠したつもりでもひとには知られているといった戒めだ。
こういうことはけっこうあって、犯罪まではいかないまでも、自分の気持に背くことになって、その後ろめたさに、耳を塞いだり、目を瞑ったりして生きているわけだ。
ひと月ほど前から、左の耳殻、つまり耳たぶにソラマメ大の腫れができて、多少の痒みもあったから虫刺されだろうと以前皮膚科でもらったステロイド剤を塗っていたが、全く改善せずに腫れも大きくなる一方だったので耳鼻咽喉科を訪ねたのが発症したことに気づいて2週間ほど経ってからだった。
松岡修造を思わせる熱い診察スタイルの医師に診てもらうと、「ひろえさん!これは、耳介血腫というものですね!ラグビー選手や、柔道家などがこうなってるのをご覧になったことがありませんか?」と診断された。いわゆる餃子耳ってやつだ。何らかの外的な圧迫で耳の血管が切れ耳殻に血液が溜まって起こるらしい。思い当たる原因を尋ねられたが、ないんだよね、特には。
これを治療するには、耳殻を切開して切れた血管を縫合する他にはないらしく、当然手術入院が必要となるらしい。その他に取れる手が、手術以外に実はふたつあって、ひとつは、血腫が溜まる度に注射器でそれを抜くこと、もうひとつは、放置してパーマネントな餃子耳にしてしまうこと。
とりあえず、溜まった血腫を部分麻酔して注射器で抜いてもらった。摘出されたのはほとんどが血液の液体成分である血漿だった。一旦抜くとそのまま血が溜まるのが止まる場合も稀にあるらしいが、果たして、抜いてすぐから再び溜まっていき、10日ほど経ったいまでは、もう立派なラグビー選手だ…ちっこいけどwww
このまま放置しておくと、血漿が凝固してしまい摘出できなくなるらしいのだが…さて、どうしたものだろう。

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