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2012年2月24日金曜日

リアル人間製作記再開か?


思うところあって、新しい造形素材をオーダーしてみた。

ピーナッツ豆腐ではありません

オーダーしたのはキャラメルクレイ。プロダクトデザインなどのプロの現場で使われるインダストリアクレイの一種なんだけど、これは比較的新しく登場したもので、評判もなかなか高いようだ。
素材選びは、いろんな意味での手触り感が自分に合うかどうかで決まるんだけど、これはどうかいな?
馬パテと比べ、2材の混合や硬化って工程が不要で、手間はずっと少なそうなんだが。まあ、ひと手間ふた手間かけるのも、陶芸の捏ねや、書の墨磨と同じで、それはそれで楽しいものなんだけど、正直いって時間や気持に余裕がないと手をつけようってモチベーションがなかなか沸かないのよね。そんなことを理由に、ちょうど1年も放置していたわけですよ。いや、馬パテは削りカスが出るのがさ…専用のアトリエを持たない身には正直いって辛かったりするわけですよ。
インダストリアルクレイって、これまで一度も使ったことがないんだけど、まずは、5月のイベントでの記念品として考えているものの原型を作ってみて、その使い勝手を見ながらどうしていくかってことになると思う。実は、ロストワックスのZEN-WAXの導入も考えたんだけど、こっちの方が自分のスタイルには合うんじゃないかなって直感してそれはやめた。いや、ワックスの方がちょうど欠品してたからなんだけどね。
いや、リアルアニマル製作記さんが、メインの造形素材のひとつにこれを取り入れたってのが使ってみようと思った最大の理由なんだけどさ。
昨日代金を振り込んだから、週明けには届くのかな?
楽しみなり。

2012年2月21日火曜日

天草サイクルマラソンDコース

1万人が参加するという居住する地方都市をあげての大がかりなランイベントの当日、その喧騒からあたかも逃れるかのように、早朝6:30から仲間2名と一路天草へクルマを飛ばした。
天草サイクルマラソンの試走なんだけど…つーより、当日参加できない方々にとってのイベント本番って意味合いが大きい。
スタート/ゴール地点の役所支所の駐車場に9:00に集合。集合場所に着くすぐ手前で、サイクリングに出かける家族連れとすれ違ったのだが、その方々というのが実は…
向かう途中で雪が舞ってたりして、気温もとびきり下がっておりました。
ここで合流したのは、県北から3時間かけてきたワッキー氏と初対面のけんちゃん3T氏、お馴染みのRyu氏の3氏。クルマで一緒にきたのが、なり氏と紅一点氏。なり氏とはこの前日が、なんと2年弱振りの再会だった。
今回初めてお会いする方もいたが、すぐに打ち解けちゃうのがサイクリスト同士ならでわw
初顔合わせが複数あったので、メンバー紹介を兼ねて簡単なブリーフィングを行い、コースの概略と主な分岐点を伝えることに。
まずは西に進んで、坂を登って下ったら突き当りの分岐を”右折”して、集落を抜けたら左折して、国道に出たら横断して直進…などと。そう、確かに間違いなく”最初の分岐は右折”と伝えていた…それなのに、だ…
15分ほどで準備して出発。
ちなみに今回は95kmのBコースを選択。初心者や久々って方もいるし、のんびりいけばいいやと思ったんだ。
前回の不調を思い出してしまったし、いきなりの向かい風と緩い登り基調も手伝って、序盤からなんとなくクランクが重い。身体が暖まればなんとかなるかな?
最初の登りでもさっぱり足が回らないが、そのあとの分岐を指示をしなきゃいかんと、このあと無理して先頭に出る。
画像の通り、当初は先頭を引いていた紅一点氏だが…このあと、彼女に思わぬ展開が待っていた。
最初の分岐であるT字路を右折して、集落を通って、ちょっと判りにくい左折で後続を待つが、紅一点氏とクロス海苔Ryu氏が、待てど暮らせどやってこない。なにかあったんじゃと心配になって、様子を見にひとりで戻るが、どこまで行っても行き合わない。電話しようとしたが、生憎と圏外で繋がらない。
結局、5.5kmの距離をスタート地点まで戻ってみたが、そこにも誰もいない。
これは、最初の分岐を右折せずに左に行ってしまったに違いないと思い、向かい風の中を引き返すと、残りの3名も戻ってきてくれて合流できた。
分岐まで戻っていたら、はぐれたメンバーからやっと連絡あり、やはり左折して峠を越えて国道に出たとのこと。「あははは、やっぱり間違えたかw」って、笑いごとじゃないだろうw
これはもう追いかけるしかないよねと、分岐を左折して立原峠を越える山道に入る。この道は、たまたま以前逆側から走ったことがあるので、だいたい判っていた。
寒い中を待っているだろうと、ひとり鬼漕ぎで先行して立原峠を抜けて国道まで出てみたが、ひとっこひとり影も形もない。再び電話しようとするが、これがまた圏外…いったいだこへ行ったんだ?
仕方ないので、さっきの電話で聞いた彼らの周囲の様子から目星をつけた辺りまで国道を南下してみることに。

文字通り右往左往させられたことで削った脚をなんとか回して、嫌な坂がある国道を進むと…果たして、観音寺への分岐でようやく再会できた。
いやあ、無事会えて本当によかった…みんなもう、怒るとか呆れるとかなくて、ただただよかったと歓び合っていたよ。
ここから本コースへ戻るには8.5km国道を戻るしかないので、それはあっさり諦めて、そのまま白木河内交差点まで進んで、河浦中のところで本線に戻るってことにした。
この、立原峠を通るルートを、Dコースと呼ぼうと仲間うちで決まったw
早浦湾に出ると追い風になって、これがもうかなり快調。羊角湾まで出ても風の影響はまだ大きくなく、トンネルをいくつか抜けながら天草町方面へ向かう。
追い風の中ではクロスバイクも快調で、30km/h巡航を維持していた。
とはいえ、天候は不順で、日が射しているのに雪が舞ってるとか、ありえねえ…
多くのメンバーが大江天主堂に行ったことがないと言うので、ちょっとぐらい観光したっていいじゃないってなって、立ち寄ってみることにした。
先日も貼った2年前のひとコマ。冒頭の画像はこれを捩ったつもりだったのだが、ぜんぜん違うじゃんw。
教会までの登りの途中で挨拶した地元のお年寄り3名が、紅一点氏に気づいて…
「おっ、かわいか女の子まで登ってきた!」
「お尻ば、押してやろか?」
と暖かい声をかけてもらい、みんなの相好が崩れた。
高台にあるこの場所ってば、これがもう寒いだけだったんだけど、それでもいい休憩になって会話に花が咲いた。
とはいえとにかく寒いので、昼食予定の下田温泉の手前までの到着を待たずに、このすぐ下にある以前立ち寄ったことがあるメーンの盛というちゃんぽん店で少し早い昼食と暖を取ろうと話すが、なんと2/29まで休業中ってことで(´・ω・`)ショボーン…計画通り、下田までコマを進めることになった。
大江天主堂から先は本線を離れて、旧道だろう裏道をしばらく登ってみたが、国道よりもこっちの方が自分の好みに合っててだんぜんよかった。
ただひとりクロスバイクで参加の彼も、にこにこと登る…あっ、この日はMTBもいたんだった!w
旧道はまだ続いているようだったが、ルートがイベントと大きくかけ離れてもまずいだろう、大江トンネルの手前で本線の国道に戻る。
国道はいつも通りの長い坂でかなりいや。その上雪が強くなってきて、アイウェアのない目、眼球に細かな氷の粒のようなそれが突き刺さってきて痛い。
トンネル内は、雪こそ降ってないものの、まるで人口のフイゴのように風が送られてきて、恐ろしく冷たかった。
天草町まで下って、そこからまただらだら登り。妙見浦から下田南に一旦下って、小さなトンネルが多いワインディングを登っていく。
南鬼海ケ浦から下田南バイパスという神道ができていて、真新しい鬼ケ浦トンネルを抜けると、昼食場所のブルーガーデンに予定から30弱分遅れた12:25に到着。
風もあり、とにかく寒いが、ここでもみんな、着いたついたと笑顔が絶えない。
温かいものをいうみんながカレーを注文する中、自分だけ刺身定食をチョイス。
瀟洒なシーフードレストランかと思えば、料理以外はのご飯、椀もの飲みものはセルフサービスで、けっこう庶民的だった。あ、地のものだろう魚を使った刺身定食は1,300円とリーズナブルで、なかなか結構なものでした。特に、左上の鱸の燻製、半生でとろけるようで旨かった!…写真を撮る前にひと切れ食べてしまったけど、本当は三切れあったんだよw
この先の苓北町でもうお一方と合流しようって話になっていたので、ここを出る前にその枯れに連絡…SBが圏外だったので、docomoを借りたorz…無事連絡がついたので、約束の地を目指すことに。
ご覧の通り青空も覗いてて、食事中には日も射して天気になるかと思ったし、実際少し気温も上がっていたが…さて、この先どうなるか…
ここの手前の旧道に狭小隧道があったと思うが、その旧道はすでに通行止めなっていて、確かめる術もない。
すぐ先が、工事のため片側交互通行になっていて信号停止を強いられたが、工期が不明なためいイベント当日の3/6もそうなのかは判らない
化粧直し中らしい橋のある下田温泉を抜けると、あとひと登り待っている。
苓北町を抜ける手前から、彼方に火力発電所のシルエットが見えてきて、ああ、天草サイクルマラソンのコースを走っているんだなあとしみじみ思う。
風が強いことで知られ、訪れるサイクリストの脚を砕くことで知られるこの天草西海岸の北風だが、この日は以前経験したほどのことがなくて助かった…いや、それより寒さがw
向かい風がさほどでなかったとはいえ、それは程度問題で、先頭を引き続けると折れそうになる…でも、みんなよくついてきた!…つうか、紅一点と先頭交代しながら…こんなの初めてだったぜ!…いや、ジャイと行火MTBは遥か先に行ってたけどw
苓北町に入ったSSで、遅れたメンバーを待って、隊列を組み直す。
苓北町のデリ山で、lu pin氏と合流。
地元在住の彼とは、オフラインではこの日が初対面。ロードバイクに乗り始めて今回が2回目、まだ20kmしか乗ったことがないってのに、少しでも僕らと走りたいってきてくれたんだ。
しばし談笑。こうしてる間にも、エンスージアースト共が寄って集って、彼のバイクのブレーキの当たりが出てないだの、なんだかんだと世話を焼くw
本渡に向かって出発!
のぼり旗を見て分かる通り、東進することになった苓北町から追い風キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
本渡までは、初心者を牽くって意図もあって、紅一点氏の先頭固定でずっと進んだ。
本渡海水浴場へ至る道。ここへの入り口を見落としそうになって、紅一点から「いまのところじゃない?」って指摘を受けて助かった。朝のコールミスの汚名挽回だぬw
本渡港に到着してトイレタイム。内海のこの辺りの方が、外海に面した西海岸より以外なことに寒かった。
ここでLe pin氏とは別れる手筈だったが、もう少し一緒に走りたいと言ってもらえ、ゴールの新和町までおつき合いいただくことになった。
さて、あと12kmほどだ。がんばろう!

ゴールの新和町が近づくと、この2名が最後の逃げを打つ。なr氏が続くが、久々の自転車で前半で脚が売り切れてたらしく、あえなくすぐに終了w…続けて自分が追撃。かなりの差を詰めて追いついたものの、やっぱりそこで終了…後続を慮ってのことなんだからねっ!w
そしてついにゴール!
Le pin氏は、けんちゃん3T氏のクルマに車載で本渡まで戻ることになりました。ロードバイクが二回目での40km超走行は、体力的にはけっこうキツかったみたいだけど、みんなで走ったことを、少しでも楽しんでもらえただろうか?だったらいいな。
さて、冒頭で見かけたと書いた家族連れのサイクリストだけど…我々が戻ったきたら、ちょうど撤収の最中でした。で、それがですね、実はこの方ご一家だったんですよ、いやあびっくり!このちびっこが牛深まで行ったと聞いて、いやはやもっとびっくりw
そんなわけで終わったわけですが、参加した全員が最初から最後までにこにこしていたのがよかったのかなあと…ひどい天候だったにも関わらず、いきなりコースミスしたにも関わらず、誰ひとりとして、もうやめようとか、引き返そうとか言わずに、さあ次へ行こう!この先はもっと楽しいよ!って思ってたのが伝わってきて、本当に楽しかった。いいよね、こんなサイクリング。またやりたいよね。

2012年2月16日木曜日

ふたたびリングワールド

リングワールドというのは、幅が約 160万9000kmで 、半径が約1億5200万km(地球から太陽への距離と変わらない)の、恒星をハブに建造された人工のリング状天体だ。リング自体が回転することで人工重力を生み出し、高さ約1,600kmのリムでリングの両縁から大気が逃げ出さないようにされたその内面は地球の表面の約300万倍の広さがあり、推定30兆人が暮らしている。この人工天体を建造した者は姿を消し、かつての高度な文明はすでに滅びていて…というのは、ヒューゴー賞・ネビュラ賞のダブルクラウンを受賞したSF小説「リングワールド」の舞台である。
この物語世界のスラングとして、「カホな」という言葉が頻繁に登場する。「カホな」は「神も仏もないものか」の略で、それを意味する英語の言い回し「There ain't no justice」を元に作者のラリー・ニーブンが創作した略語「Tanj」を、その意味の通りに訳したものだ。自身もSF作家である柴野拓美氏によるこの見事な翻訳に触れてから、「神も仏もないものか」と嘆きたくなるような場面に出くわすと、ついつい「カホな!」と口をつくようになった。

先日輪行した帰りに、降りた駅でひとりで自転車を組もうとしたら、チェーンが輪を描いてしまっていた。
なんだこれは?
輪行中にチェーンが脱落してはいたものの、それはしっかり繋がったままで、それなのにメビウスの輪状態になっているのだ。誰かが輪行袋の中で一旦チェーン切りで切ったあとに間違えて繋いだんじゃないかって、マジにそう思った。そして、いくらオイルで手を真っ黒にしようがそれが解けることはなかった。
「カホな!」と、途方に暮れていたのだが、ふとプーリー周りを見ると…あー!そういうことか!
なんてことはない、テンションプーリーをパスしてて、上から回ってこなきゃいけないのが下に垂れてただけだったんですよ、チェーンが。回し込みが逆になっていたから、くるりと輪を描いてしまっていたと。上下を逆にして輪行袋への収納とそのあとの作業をしていたから、こうなったんですね。
考えてみたら当たり前のことだったんだけど、テンパってしまって、まるで知恵の輪を解くような思いをしてしまった。
いや、思えばかなり前にも同じ目にあってて、やっぱりあたふたしたことがあったんだったorz

ちなみに「Tanj」だが、インターネット上の略語として英辞郎 on the WEBに収蔵されているし、ギークの間ではけっこう使われているようだ。wktkkwskみたいなものだねw
リングワールドが発表されて、すでに30年以上。そこで生まれた言葉がいまでもいきづいているように、時間が経ってもその作品の面白さはまったく色褪せてはいない。

2012年2月13日月曜日

タケネコバネと大人の事情

タケネコバネというのは、ドラえもんのひみつ道具のひとつで、頭につけると逆立ちした状態でビョンビョン跳び跳ねることができて実に痛快なのだが、雨に当たると雨後のタケノコのごとくドンドン伸びてしまい…なんてものではまったくなく、こういうものだ。


タケノコバネは、スポーツ自転車のホイールを留めるスキュワー(クイックレリーズ)の一部分で、ツル巻きスプリングともいう。なるほど、確かにタケノコのようである。

スキュワー(クイックレリーズ)

実は、前々回の輪行の際に、このタケノコバネをなくしてしまったのだった。外す時に緩めたままで入れた輪行袋の中で、更にネジが緩んで取れてしまったのだ。ネジそのものは残っていたものの、タケノコバネはどこへ行ったものやらだった。

そのあと一度走りに行った際には、タケノコバネがいっこないままホイールをつけて出かけた。なんてことはない、タケノコバネが片方なくてもスキュワーはちゃんと締まってくれて、ホイールは問題なく保持されたのだ。
なくても用を足すなら不要だろうと思うのだが、実際のことろ、こいつを使わなくても走行する上での不具合はまったくないのだ。

使わなくてもいいものがなぜついているかというと、これはコンマ何秒を争うプロ競技の世界などで、ホイールの交換を素早く行うために必要なんだな。これがあることで、フォークエンドに対してセンターが容易に出て、装着が素早く行えるって、まったくもって現場の都合なんだ。このバネは、文字通りのバネとして構造を支えているわけではなくて、これをガイドにエンドに刺さってしまえばそれでよしとするってことなんだな。

というのはイワナガ自転車さんから教えていただいた話で、自分では左右を均等に締めつけられるからなのかなあとか思っていたわけだが。

一方、フロントフォークエンドについている小さな突起は、タケノコバネとはまったく逆にプロの世界ではまったく不要で、レースでのホイール交換の際には引っかかって邪魔だという理由で、削り取られる運命にあったりする。

フロントフォークエンドの突起

これは、フロントの締めつけが甘いなどの理由でホイールが外れそうになった時にそれを食い止めるためのもので、ユーザーによるホイールの組みつけが充分ではないなどの原因で脱落する事態に備えてメーカー側が保身のためにつけるようになったんだ。

タケノコバネもフロントフォークエンドの突起もなくてもいいものなのだが、それぞれに大人の事情があって必要なものだって話。

タケノコバネをなくしたとイワナガ自転車さんを訪ねたら、あーそうですかと新品のカンパニョーロのスキュワーの封を惜しげもなく解いて、そこからバネだけを無償で提供していただけた。こういうスモールパーツも単独で取り寄せることはできるけど、在庫してても小さ過ぎてなくしちゃうから別にいいんですよと笑っていたが、実に感謝である。

2012年2月12日日曜日

サイクルシェアライドinあまくさの計画

以下の走行会を、cycle journalの方の仕切りで行いますのでよろしくです。
ランの方と重なってる方が少なくないので参加者は少ないだろうな…
…現在3名…ぐすん。
2月19日(日)にを行います。
きたる3月4日に行われる天草サイクルマラソンの試走を兼ねてのものですが、イベント当日に参加できない仲間の「天草を走ってみたい!」という気持を満たすためのものでもあります。
この日は、95kmのBコースを走ってみようかと考えています。
普段Aコースで参加のみなさんにも、これまでに走ったことがないBコースを走ることで新鮮な気持を感じていただけるんじゃないでしょうか?
95kmと、Aコースの2/3の距離ってことで、初心者でもどうにか…いえ、マイペースなら難なく…走り切れるのではないかと思います。
同日に熊本城マラソン2012が開催されるので、そちらに参加という方も少なくないでしょうが…どうかよろしくお願いします。
天草サイクルマラソン に参加しない、できないって方にこそ参加頂きたいです。
  • 集合日時:2月19日9:00迄に集合
  • 距離・時間:95kmで食事込み6時間程度を予定
  • 昼食:未定ですが、距離を考えると半分弱走った下田温泉の天草ブルーガーデンがいいかなあと思っています。
  • 参加方法:cycle journal blogへのコメントか、twitterで@cyclejournal宛てのツイートかの、いずれかの方法で参加表明していただければありがたいです。
  • 参加条件:ヘルメットの着用。整備されたスポーツ自転車。交通ルールの順守。予想されるトラブルへの自己対処ができること。cycle Journalがある程度のサポートはしますが、 参加は全て参加者各自の自己責任となります。
 2010年2月に試走した際のひとコマ

腹ぺこサドル…阿久根まで輪行


cycle journal blogでも予告した通り、昨日輪行してきた。
輪行の様子は、cycle journal輪行しよう!に追加しているので、併せてご覧のほどを。
7:17分発のJRに乗ろうと、7:00丁度に駅に着くと、とkさんが梱包の真っ最中だった。なんでも、朝起きたらパンクしていたそうで、焦りまくって自走でやってきたとのこと。うんこ先生の姿が見えないと思っていたら、既に到着していて、コンコースで待っていたらしい。
みどりの窓口でJRから肥薩おれんじ鉄道への連絡切符を求めようとして、2枚切符にしようとしたら、個別の方が安価だと言われ一旦行った面倒くさい購入手続きをやり直してもらうことに…その差額、ひとりたったの20円だけ…なんだそれorz
前回乗った8:31発の特急くまがわは改札からすぐの1番ホームの発車だったのに、今回の普通は3番ホーム、輪行袋を抱えての跨線橋超えは堪えるのう…と思ったら、八代で乗り換える時にも、前回は降りたのと乗るのが地続きのホームだったのに、今回は跨線橋…特急料金を払って倍になってもいいから地続きを…いや、払わないでもきぼん…
肥薩おれんじ鉄道の八代駅駅務受託の方が自分のことを憶えていてくれて、ちょっとほっこり。
これが前回のもの

肥後二見駅で降りて自転車を組み上げるが、山肌に朝日が隠されて日陰で寒いさむい。
前回車窓から確認した、左に鉄道、右に海が迫る海岸沿いの自動車通行不可の狭道を走る。やはり日が当たらないが、一旦走りだせばなんとかなるものだ。
こんな集落の中の中の裏路地みたいなところも抜ける。道幅は、だいたいずっとこんなかんじ。
肥薩おれんじ鉄道の線路が岸壁に張りつくように走る部分までくると、それに並走する道はなく、仕方なく山道に入るが、ここが10%越え続出で、いきなり半端なくきつい。
前日に体調がイマイチだったのと、睡眠不足で全く足が回らず、うんこ先生はもちろん、とkさんにも水を開けられる始末…
どうにか登っていくと、山の間が少し開けて海が見えた。ちょっと生き返る…いや、やっぱりだめだった…
一旦国道3号に出て、前回のスタート地点の海浦から熊本県道56号水俣田浦線に入り、鶴が浜海水浴場の方を廻って芦北町方面に下る。
芦北大橋を渡り、続けて熊本県道56号水俣田浦線を走る。
先週、こわし氏とこの道にきたうんこ先生が、寒いし雨が降ってきたのに自販機ひとつつなく参ったというこのルート、この辺りで、いやその前から、睡眠不足と空腹で本当に脚が回らなくなってしまう。幸いkさんからSOYJOYを分けてもらえて生き返った…感謝。
三ッ島トンネルを潜り、前回の山道を避け海岸沿いに走るが、岬を廻るために北向に転じると向かい風になってマジ辛い。
赤崎小学校の激坂を見上げる。これを登りたくないと、おふかた方は下ってこなかったw
湯の児温泉を廻って、水俣から国道3号に出で鹿児島県に入るが、水俣は混雑してるし、その先も道路事情が悪く、それには嫌悪すら覚えた。上の画像の辺りはまだスムーズな辺りのもの。追い風で35km巡航ラクラクだったのに、体力と同じくモチベーションもガタ落ち。
出水市のツル渡来地に立ち寄ろうと田んぼの中の道を進むと、ツルの姿がチラホラ。
ツル観察センターに到着。
既に北帰行が始まっているらしく、数は減ってるわ、なんとなく群れもおとなしいわで、以前見たような野生の王国の世界と違ってちょっとがっかり。しかし、どうして右下に「傷」と書いてあるのだろう?
更に道路事情が悪い道を通って、阿久根漁港のぶえんかんへ。ここまで88.88kmジャストだった。
満員で30分ほど待つことに。腹が減って死にそうだったが、ここは辛抱強く待つしかない、待つだけの価値がある。待ってるうちに上で完売になっていた天然ヒラメエンガワすし定食が、タイミングよくヒラメが水揚げされたのか復活してきて超ラッキー!
追加でごはんを頼もうかと思うほどに腹を空かせていたたのに、このすし定食のボリュームが半端なくて、食いきれないほどだった。味はもう…久しぶりに本当に幸せな気持ちになった…
阿久根駅からまた輪行。