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2012年3月18日日曜日

13.2/113.9…コブシの並木に雷鳴が轟いた…宮崎アースライド2012

まだ真っ暗な6:00過ぎに宮崎市役所河川敷駐車場に到着。自転車の支度などをするうちに、夜も少しづつ白みだしてきた。
早朝にしては15.8℃と気温が高く、湿気も84%と、かなり暖かく感じられた。しかし、この暖かさと湿気が雷雲を呼んでいたとは、この時はまだ知る由もない。
まだバルーン照明器が稼働する中を受付へと向かう。
記念品などをクルマに持ち帰ってから戻ると、すでにスタート進行が始まっていた。
7:07になって、並んでいた順にユルくスタートしていく。
同じホテルに前泊した仲間を待つためにスターティンググリッドに並ばず脇に控えていたうんこ先生、SMN氏と無事に落ち合えた。ここへ現れるのを待っていたよっc氏らは、先頭に合わせて駐車場からスタートしたらしく、この日は結局会えず仕舞い。
自分のバイクといえば、離れたトイレまで行った紅一転氏の帰りを待って、氏のと共に吊るされたまま。
紅一転氏が戻ってきて、列の最後尾付近に並ぶことに。
20台ずつぐらいでグループスタートしたのは、先頭が出てから10分ほど後だった。
宮崎市役所の敷地を出て宮崎県道26号を市役所前交差点で国道220号に折れるが、市街地走行のため2段階右折や信号ストップで停まっている時間の方がよっぽど多いってありさま。
大淀川を橘橋で渡る。
2名の走行ボランティアの方のすぐ後ろを走ることになったが、交通状況の読みや判断、ハンドサインやエントラントへの配慮、いずれもレベルが高く、見ていてとても心地よさを感じた。
八重川を渡るまでは信号ストップの連続。
カナリーヤシ(フェニックス)の並木に沿って、南宮崎駅近くを通過。このあと八重川を渡り宮崎南バイパスに入ると、やっと信号が減ってくれる。
ところが、この辺りで雨がポツポツと…
写っている2名の走行ボランティアのうちひとり、前の方のバックパックの方が紅一転氏のツイ友だったことが判ったのは、我々がDNFしたあとだった…ずっと紅一転氏のすぐ後ろをついていてゼッケンにはニックネームも書かれていたのに…シャイな方だなあ…
雷鳴もして雨脚が強まってきて、珍しいコブシ並木とその花の香を楽しむ余裕などない。
宮崎ICをアンダーパスし宮崎空港脇を通る頃には、すっかり本降りに。あまりにも遅い車列に業を煮やし、前を行く仲間ふたりを含む10台ほどを一気に抜いてダッシュをかけた。遅れて仲間たちも続く。
が、35km/h巡航は、豪雨に転じたことであえなく終了。前を行く車列に吸収され、再び安全優先で進むことになった。
進んでいく沿道には、停まってレインウェアに着替えたり、コンビニで使い捨ての雨合羽を求めるなどするエントラントの姿が少なからず見えた。
あとで気がついたことだが、この雨で自転車やウェアが汚れることは一切なかった。路面の飛沫だって、シューズの中が水で満たされるほど受けたのにだ。むしろ、かなり汚れていたはずのシューズが、洗ったかのようにきれいになっていた。これが、今の時期の熊本ならこうはいかない。黄砂混じりの雨で、全てがドロドロになってしまう。九州山地が黄砂を濾しとってくれて、この地宮崎には、どうやらきれいな雨しか降らないらしい。同じ九州の隣同士の県なのに、こんなに違うのかと思うとともに、なるほどここは自分たちから遠い場所なのだと実感した。
宮崎県総合運動公園南口に着く頃には、すっかり濡れネズミ。
第二エイドにはまだ少しあったはずだが、ここにも簡易エイドが設えてあった。
この天候にも、もっと酷い目にあったことがある紅一転氏は、まだまだ序の口、先に行きたいって顔を見せていた。しかし、前夜の前夜祭を二次会に三次会まで行なって夜のアースライドを堪能していた男子2名はすっかり戦意喪失の様子で、トイレに寄ったりしているうちに身体も冷えてきたし、男どもがやめるというなら、まあ仕方ないと、紅一転氏もDNFを選択することにした。
雨を避けて木の花ドームに逃れるが、ロビーに入ると空調されていて寒く、外に出ると風があって同じく、正面入口の風除室がまだましってことで、そこで濡れたウェアなどを絞る。
同じくDNFだという男女のエントラントに、駐車場に戻るタクシーの手配をしていただけた…ありがたいことです。
たったの13.8kmで終わった宮崎アースライドだったが、びしょ濡れのまま4人で乗り込んだタクシーの中では、不思議と笑いが絶えることはなかった。

2 件のコメント:

  1. 宮崎出られてたんですね!
    沢山参加者がいらっしゃって楽しそうですね(≧▽≦)
    私もいつか県外のイベントにも参加してみたいです。
    今度色々お話聞かせてくださいね!
    お疲れ様でした☆★

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    1. 行きましたよ、宮崎。
      ご覧の通り、イベントはもちろん、それ以外でもクルマがパンクしたりして散々でした…が、だいたい楽しかったですよw
      遠地のイベントへの参加は苦労も多いものですが、滅多に会えない方との再会などもあって、その苦労がたっぷり報われるものですよ。
      ぜひ、いろいろ挑戦しちゃってください!

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