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2012年3月9日金曜日

神様はゴールで待っていてくれた…天草サイクルマラソン2012の顛末

3月4日の天草サイクルマラソンのゴールは、16:12だった。
初めて参加しておっかなびっくり走った2010年のゴールが15:28だったから、休憩ストップをほとんど行なっていないにも関わらず、今回は随分のんびりしたペースだったってことが判る。9:10にスタートして、ほぼノンストップで走って牛深のエイドに辿り着いたのが10:54だから、そこまでの39.5kmに104分もかかってしまったわけだ。つまり、平均時速はたったの23km/hも出ていなかったってことになる。
ちなみに2010年には、ペースをキープして行こうと友人とふたりで決めて、牛深のエイドまで目標ぴったりの平均時速26km/hで走った。
今回はリアブレーキの片当たりって文字通りの足枷があってのタイムとはいえ、ねえ…さて、なにも問題がなければ、どのぐらいのペースで走れたんだろうな。
ちなみに、全コースをアベレージ28km/hで走れば5時間以内、仮に1時間休憩しても14:30頃にはゴールできるわけだが、第二エイドからの登りや苓北の風の影響でペースが落ちることを考えると、それはちょっと難しいのかな…
実は、この天草サイクルマラソンのルート、道の表情は、個人的にはまったく好みではない。いや、むしろかなり嫌いだ。せっかく天草って海をイメーシする場所を走るのに、全体の7割は海岸線ではない場所を走らされるし、そのほとんどが国道などの幹線道路で、他に比べて少ないとはいえ車両の通行もそこそこあって、ストレスがまったくなく気持ちよく走れる道とは違うってのがその理由だ。
それもあって、本イベントのボランティアがなかなか集まらないと知った時には、じゃあ裏方に回ろうか、それもいいよね、と考えていたんだ。
2週前に試走の名目で、Bコース95kmでここを走った…コースミスをして100kmのDコースになったがw…から、天草はもういいやって気分が大きかったし、当日になっても、出走せずにボランティアとして裏方を務めてもいいかなあと考えていた。
結局、小雨交じりの中をスタートして、整備不良で泣きを見て、昼食休憩を諦めて、最後はかわいらしいお友だちと手に手をとって仲よくゴール…って、なんとも消化不良なものになって、やっぱりこのコースを好きになることはできないのかなあ…って思った。
すべてのエントラントがゴールしたのを見届けたあとに、クルマを停めた新和体育館前に自転車で移動して、右のクリートを外そうとしたら、これが簡単に外れてくれなかった。力任せに捻ったら、大きな音がしてやっと外れた。
なにごとかとソールを見ると、こんなことになっていた。
2本のネジが飛んで、アルミのすり板は大きくねじ曲がっていた。
昨年末の12月25日に交換してから1,000kmも走っていないのに、いくらも経たずに交換の必要が生じてしまった。冴えなかったこの日の最後の最後に、こんな仕打ちが待っていようとは、まったくなんてこった…
とはいえ、この日の天気が今にも泣き出しそうなままでも、ずっともっていてくれて、ゴール付近になってようやく本降り…天草下島でも新和支所周辺だけが13:00頃から降雨していて、Cコース以外のエントラントの全てが雨に出迎えられたようだが…になったことともそうだし、フィニッシュしてからのこのトラブルだったことを、むしろ感謝するべきなのだろう。
…きっと誰かが、自分をゴールまで無事に導いてくれたのだろう、そう考えることにした。
そうなると、惨めな思いをしたこの日の走りも捨てたものじゃなかったのかなと思えるから、不思議なものだよね。
さて次は、いつこの地を走るのだろう。

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