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2011年2月24日木曜日

自分の目を信じよう

「薄陽」でぐぐったらここのエントリーがけっこう上位にきて驚いた。薄陽は「はくよう」ではなく「うすび」と読むが、ここは雅に「うすらび」と読んでいただきたい。「薄氷」もうすらびと読むことがあるがこっちは本来は「はくひょう」だよね。
下の画像だが、右胸の先端が切り取られていることがお判りいただけるだろうか?
これは、左右の胸の高さを揃えるために行ったのだが、果たして実際にその高さは異なっていたのだろうか?
ここでも何度か紹介している通り作業中のプロポーションが正しいかどうかを確認するためにスキャナでPCに取り込んでその画像をスケッチとレイヤーで重ねて確認するってことを頻繁に行っている。
使用しているスキャナはCANON PIXUS MP810で、4年ほど前に歳末特価で購入したものだが現在でも安定して稼動してくれている。以前はCanon CanoScan LiDE 600Fをスキャナとして使用していた。以前使っていたプリンタEPSON PM-870Cが壊れたのを期に、複合機のMP810に買い換えたわけだが、これでスキャナが2台になった。同じ役割のガジェットが2台あっても場所塞ぎなだけなので、LiDE 600Fは実際のところお払い箱になっていた。昨年になってLiDE 600Fは友人の元に嫁ぎ今もバリバリと活躍しているという。
さて、MP810(以下スキャナ)のガラス台に変態を置いて直接読み取るわけだが、読み取ってみるとあら不思議、正面を向いているはずなのにそっぽを向いているではないか。これは胸の高さが左右で違うせいだろうと右胸を削ったのが上の画像。
しかしこれが大きな間違いで、スキャナの読み取り面のどこに被写体を置くかでスキャンした画像の向きが変わっていたんだ。つまりCCDは走査部の進行方向に対し中心に据えられていて中心から離れた被写体に対して正面に向いていたわけではなかったのだ。つまり、ひとと正面に向き合ってそのまま相手に左右のどちらかに移動つまり平行にずれてもらってその相手を写真で写すとその顔が斜めから見たものになるのと同じ理屈だ。もちろん、進行方向の中心に置けば正面から撮ったものになる。
全くどこも間違ってなかったのに、歪んだ画像を見てその歪みを信じて折角作った作品を自分の手で台なしにしてしまったわけだ。
端に置くとこんなん
センターだとこんなん
おのが目の輝きが薄日だったのか?それを見た脳みそが薄氷ならぬ薄弱だったのか…

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