粘土遊びは今に始まったことではなくて、物心がつくかつかないかのうちに泥を捏ねて何かを作っていた。そのうちに油土を撚り、紙粘土を盛り、石膏を削って何かを作っていた。作っていたのは、当時の最大関心事であった怪獣が主だった。
ウルトラマンのOA開始に前後して少年マガジンの巻頭グラビアで劇中に登場する怪獣の着ぐるみを作製する工程が紹介されたことがあった。ベムラーやべギラをウレタンやラテックスで造形する様子(今思えば高山良策氏の工房だったわけだ)が細かく紹介されていたのだが、これが子ども向けの漫画雑誌の記事とは思えないクオリティだった。今でも仔細に内容を思い出すほどにその記事を幾度も読み返し、怪獣造形を職業にしたいと本気で思ったほどのイタい子どもがワタシだった。 特撮業界が斜陽になってしまい全く別の道に進みはしたが、あっちへ行っていたらどうなっていたんだろう…
2月5日~13日に、熊本博物館特別展示室で「第31回熊本市造形展(小学校)」が催される。
熊本市内の児童生徒の創造的な立体および平面作品を展示するとのことだが、子どもの自由な発想による作品から何か得るものがあるだろうか。過去の展示の様子だろう画像を見るとなにやらお祭りの露店のように賑やかで楽しそうなんだよね。
熊本市造形展(小学校) |
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